CAMP PARK / TSURUMA PARK MUSEUM 2023

2023年 7月 8.9日 名古屋市
 CAMP PARK / TSURUMA PARK MUSEUM 2023 に参加します。
 インスタレーション作品の展示です。
 
 日時▶︎ 2023年 7月8日(土)12:00〜20:00 ,7月9日(日)10:00〜18:00
 場所▶︎ 鶴舞公園・奏楽堂・普選記念壇・緑化センター
 住所▶︎ 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1
 入場▶︎ 入場無料 Free Admission

No art, No life 展 旧松下陶工房、常滑屋

No art, No life展 旧松下陶工房

◯ 旧松下陶工房(愛知県常滑市栄町2丁目20)
期間:2022年9月11日〜10月10日
11:00〜17:00 水曜休み

◯ 常滑屋展 (愛知県常滑市栄町3丁目111)
期間:2022年9月18日〜28日
11:00〜16:00 月曜定休、金曜のみ夜22時まで

旧松下陶工房


【 Do something there. 地 】その場所で何かする
 ◯窯の煉瓦の粉、陶板、炭、木板、砂、木材の器

インスタレーション作品。

その場所で何かをするという作品。今回の場所では、土を扱う。着目したのは巨大な窯の煉 瓦が風化し崩れ粉になってできた赤い土。よく見ると虫の欠片や羽や死骸も混ざっている。長い年月を経て崩壊し、降り積もり、人知れず生まれては死んでいった小さな命も含んでできた赤土は、敷き詰めることで赤い土という素材になった。すると、そこに小さな命が含まれていたということや長い年月の末に堆積したという素材の経緯や背景は見えなくなったような気がした。この作品を「堆積する大地」とタイトルをつけた。 表面を指で均した薄く丸い大地は、どことなく概念上の 星を連想させる。大地は地球で地球は星で星は宇宙に浮かぶ星々で、それらは様々な物質の塊。大地の中には、生き物の死骸が含まれている。私たちが今 立つ地面も、そういった生命体の欠片や途方もない年月 の歴史でできている。そして大抵はそんなことは忘れ去られて、「土」として耕され、踏みしめられ、手が加えられた時には、新たな素材として認識され、生まれ変わったように扱われていく。
今回展示した場所からは、土にまつわる背景を想像し、こ のような作品を作りました。

「陶板 drawing」
旧松下陶工房の裏手には割れた陶板がまとまって捨て置かれていた。その内の何枚かを拾ってきて、それを 画面にして木炭で線を描いた。木炭は木を焼いた素材で、陶板は土を焼いた素材で、そして窯はかつて炎によって熱せられていた場所。木炭の線は火の痕跡のようにも見え、そして痕跡は年月を連想させる。 割れた陶板にドローイングした作品。

「思弁をのせた舟」
旧松下陶工房にあった舟型の木材に、窯が崩れて粉になった赤い土を堆積させた。土には様々なものが含まれているが、それが何であれ、今見ているものは土でしかなく、どんな土であったかは、 空想の理論しか語りえない。ここで作った作品の概念を表した作品。

「充満する金魚」
これは金魚のお墓です。




場所:愛知県常滑市 旧松下陶工房
住所:愛知県常滑市栄町2-20付近
期間:2022年9月11日~10月10日
展覧会:【No art, No life】展(グループ展)

Wunderkammer Show 1

【 展示のお知らせ 】東京
「 Wunderkammer Show 1 」に参加します。
期間は2022年10月25日から11月6日のVer.1-1です。
場所は渋谷区にあるバーのWONDER Yoyogi Parkさんです。詳細は以下をご覧ください。
主催の三塚新司さんの作品、巨大なバナナが目印です。
今回、私は在廊ができないのですが、木炭のドローイング作品を展示してもらいます。
よろしくお願いいたします。

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この度、WONDER Yoyogi Park は、2022年10月14日~11月30日の期間、「驚異の部屋」(Wunderkammer)(ヴンダーカンマー)を現代的な手法で再現しようと試みる展覧会「Wunderkammer Show 1」を開きます。

Wunderkammer Show 1 Pre Exhibition  10月15日~10月23日

 三塚新司

Wunderkammer Show Ver.1-1 10月25日~11月6日

 石川達哉, 河本慎介, 篠田ゆき, ナカムラトヲル, 西山哲郎, 三塚新司

Wunderkammer Show Ver.1-2 11月8日~11月20日

 中谷大知, 廣田くみこ, 藤森太樹, 盛合剛, やっさん, わんぱく中年とのまる, 三塚新司

Wunderkammer Show 1 Exhibition 11月22日~11月30日

 三塚新司

WONDER Yoyogi Park

〒151-0063

東京都渋谷区富ヶ谷1-8-7

平日 17時~24時

土曜、祝日 14時~24時

日曜 14時~19時

休業日 月曜日

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Farming-Table

▶︎ 「水の気配の展示」キッチンナカキ 2021年11月16日〜11月28日

Farming-Table J_URI_FARM /篠田ゆき 展
期間:2021.11.16(火)〜11.28(日)15時まで
企画:ヒト・コト・ユメを繋げる実行委員会(J_URI_FARM / H.Bee Planning 田尻尚美)
場所:キッチンナカキ+ 
営業時間:ランチ(11:30〜15:00)ディナー(17:30〜21:30)
定休日:11月21日(日)22日(月)

Without Borders exhibition / Wales Elysium gallery

202107.17 〜 2021.08.20
イギリス(🇬🇧)Wales @ Elysium gallery
Without Borders exhibition に参加させていただきました。
2枚のdrawingを出品しています。

(さまざまな国のアーティストが紙の作品をつくり、それを集めて各地で展示し、最後は一冊のアート本にして保管する企画)


Without Borders exhibition

このプロジェクトが目指すのは、世界中のアーティストとコミュニティを繋ぐことです。
壁を無くしたり、友情及び同盟を結んだり、隣の誰かと繋がったりすることを目的とした Without Borders。世界中のアーティストを集め、それぞれが紙のページに作る作品は一つの展示となり国を跨 いで巡回します。作品はそれぞれ切り込みのある棚に差し込まれ、自立するように展示されます。
巡回は Elysium Gallery から始まり、終了後にそれぞれのページは一冊の本にまとめられ、次のギャラリーに送られます。次の会場で本は再び分解、展示され、再び一冊にまとめられた後にまた次の展示会場へ移動します。またこのプロジェクトは電子カタログを通してインターネット上でもアクセスが 可能です。
全ての巡回が終了した後に、全ての作品は他に類のないアート本として正式に製本され、特別な文書室 に保管されます。

【このプロジェクトについて】

Elysium ギャラリーのディレクター ジョナサン・パウエルと、1SSUE アート本の共同編集者 ヘザ ー・パーネルによりキュレーティングされるこのプロジェクトは、創造の多様性、そして参加アーティストの作品の民主的な表現をポータブルでアクセスしやすい形式で人々に届けます。全て同じ大きさの ページで構成されるアート本は、作品に対し容器としての役割を果たすことで、”Borders” 、すなわ ち「境界」という概念を探究します。「Borders(境界)」は文字通りあるいは目に見えない線で、つまり分断や隔たり、限定の線を表現しています。「Without Borders(境界線の無さ)」は今の世界状況において特に喚起的なコンセプト と言えるでしょう。速度を増し続ける反動的な政治は、国と国との隔たりを大きくも小さくもします。 また広がりを見せる富裕層と貧困層の隔たりと物理的、地理的そして社会的な壁は、脆く儚い生と死の 境界と共に、このパンデミックによってこれまで以上に浮き彫りになってきています。

【1SSUE アート本について】

:2002年、ウェールズの首都カーディフでリチャード・コックスの編集のも と始まり、現在はリチャード・コックス、ヘザー・パーネル、ヒラリー・ワグスタフ、フィル・ミード が共同編集。非常に充実したアーティストのコラボレーションである各 1SSUE は、一般的な本作りの固 定概念に収まらない独創的で実験的、そして遊び心溢れるページの集まり。これまで100人以上のアー ティストが 1SSUE に参加しています。
1SSUE のホームページ: https://1ssue-project.tumblr.com/https://vimeo.com/333201633

【Elysium Gallery(エリジアム・ギャラリー)について】

:2007年ウェールズのスウォンジーにて設立 し、現代美術画廊、劇場、アーティストスタジオを提供。若手ベテランを問わず多くのアーティストに 対し積極的にサポートすると共に、全てのクリエイティブな活動の実験と自由、見解を推奨する環境を 構築し、ビジュアルアートと舞台芸術への参加を奨励しています。
Elysium のホームページ: www.elysiumgallery.com


Without Borders exhibition 巡回展

▷Wales (ウェールズ) Elysium Gallery, 2021年7月17日〜8月20日
▷Kyoto(京都) Art Spot Korin, 2021年11月30日〜12月12日 
▷Nagoya(名古屋) AMC Art & Mind Center, 2022年3月12日〜4月10日

next → Venezia(ベネツィア)2022年9月頃を予定。


#elysiumgallery
#withoutborders
#Wales
#exhibition
#bookprojects

【 matsuchiyokan 】瀬戸市 Artwalkホウボウ2021

@瀬戸市 Artwarkホウボウ2021
2021年 6月5日~13日
末広通り商店街 旧旅館松千代館1階
現地制作インスタレーション作品を展示しました。

【作品名】
・星になった虫たち
・drawings- Somethings
・drawings- 涅槃
・drawings-weed
・13匹の羽虫
・舟を編んだ
・海の映像 他



【星になった虫たち】Bugs is gone and became a star in the sky.
( EVAresin , polyester , wire , light )
【虫たち】the bugs
(EVAresin)


【 drawing – Something (何か)】( paper , pencil )28/28
【 drawing – Nirvana (涅槃)】( paper , charcoal )4/4
【 drawing – weed (草)】( Japanese paper , pencil , Acrylic paint )他

ドローイングは、身体感覚に集中して委ねる感じに線を引いている。そこには無意識が表出する。パターンも表出する。オートマティスムの状態から、一体何を描きつけようとしているのか。うまくいったと感じるものと、そうでないものの違いは何かを、探っている。
ただの線による形は、後から見たときに結果的にこう見える、というのは言えるのかもしれない。
壁のシミに人影を見出すように、意味をつけようとしてみる。そういう something な drawing 達。


【13匹の羽虫】13 Feather bugs
( wire , EVAresin , Lacquer paint )


【舟を編んだ。】Knitted a boat.
( wire , light )


【海の映像】 Sea image
( video , mirror , cloth , sound )
この世とあの世の境目には、なぜ川が流れているのだろう。水を喚起させる映像を、下の鏡で反射させることで、空間全体の奥行きをつくった。この布の向こう側には、古い木箱が安置されている。


旧旅館 松千代館
2021年7月から改装工事が入り、新しくコミュニティスペース、大学生達のシェアハウスとして生まれかわります。改装前の貴重な機会に場所を使わせていただきまして、ありがとうございました。

Scattered Labels

【 Scattered labels 】 散らばったラベル達

@セントラルアートギャラリー
KAMISEVEN2019 公募 2019/12/17〜21

(パネル、石膏、スチールウール、ガラス、鉛筆)

インスタレーション作品。石膏と錆とガラス等。
壁のものは、パネルの裏や、皿またはグラスを溶かし変形したものに石膏を流し、鉄粉で錆を発生させた作品。
床の器の中には、制作時に出た石膏の破片が入っていて、作品をつくるときに、思い浮かんだが形にはならなかった言葉が書いてある。



ステイトメント

水のように受動的に形を変えるものに興味がある。
意志よりも無意識からくる働きが何をみせてくるのか。
積極的受身の姿勢で縁あるものを追いかけていくとき、
その痕跡が形を描き、意識がラベルを貼ろうとする。
その間際を触りたい。

2019.12.17 篠田 ゆき


審査員賞 受賞。


around F ground

【 around F ground 】瀬戸市

@瀬戸市 Artwarkホウボウ2019
2019年 10月5日~14日
末広通り商店街ロマン中央跡

現地制作インスタレーション作品。
たくさんの情報が混在する。
キャッチしたもののすべてを形にしようとして、つくられた空間。
【 around F ground 】のFとは、Forbidden または Freedom のFを指す。
両方の意味を込めて。


【 around F ground 】壁
石膏とスチールウールを使用し錆を発生させた造形と、古い壁の染み。立体ドローイングを試みた作品。

この錆は今も進行している。風雨によって、または自重によって、崩壊に向かっていく様子は、少しこの世界と似ている気がする。
作品は、やがて朽ちて粉になり地面に帰る。そのとき、この種は芽吹くのか?
 どのような風景になるかを想像する。
(エノコログサ/ねこじゃらしは、瀬戸市商店街近隣で採取しました。)

【 around F ground 】そのほかの場所
・温暖化、環境破壊について、環境活動家グレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)が声を上げ話題になった。SNSを通じて知る。地面の溶けたガラスと石膏の破片は環境問題についての意識とリンクする。
・同時期開催中のあいちトリエンナーレ2019 で表現の不自由展中止という事件があった。( 話題になった少女像の作品について、本来の名前と違う呼称で扱われていることに違和感を感じた。また、実物を確かめることなく交わされる議論は、少女不在の風景を連想した)
今回の件で、アートに携わるものとして、平和と人権と芸術を大切にしていきたい者として、歴史や政治についても深く学んで、自身はどうありたいのか、文脈を知り、自分なりの視座を持っておく必要を強く感じた。
・覗き込むネコ:搬入日、商店街では猫に扮した人々が行列をつくり練り歩く祭りがあった。遊び心から派生して、猫の形の石膏片に顔を描いて置いた。
・錆びた足跡:場所からのインスピレーションで、不在者の気配について、足跡の造形を石膏と錆で作った。
・ペンキによるドローイング:現地制作


ステイトメント

【 Freedom of expression is important 】
表現の自由について 考えたこと。

私たちは、話し合える。
私とあなたは、それぞれ違う存在ではあるけれども、
同じ言葉を使い、似たような文化ベースを持ち、今この時代を生きている。
たとえ考え方や信念が違っても、全く合い入れることができないとしても、
もし平和の可能性を信じるなら、対話し、お互いの「前提の違い」を明確に持ち、
(自分と相手が違うところをよく見て)、自分が大事にしたいことと、
相手が大事にしていることを、線引きして尊重し合うことはできるのではないか。

対話とは、思考や感情を使って想像し考え、そして、それを相手と確認していく作業。

想像して、見えないこともあるし、誤解していることもある、
全く同意できないことも、自分でもよくわからないことも、
それで心がざわつくなら、少しの間、よく見てみようと思う。
何が嫌で、何を信じていて、どうしたかったのか。
その話をしようと思う。

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2019.10.7
篠田ゆき
Yuki Shinoda

Special Thanks
制作協力:鈴村由紀さん
Artwarkホウボウ2019 実行委員会の皆さま ありがとうございました。

神さまのいる土地で In the land where God is.

Around the ground 神さまのいる土地で
 In the land where God is.

インスタレーション作品。
(石、木、箱、アルミ棒、土、皿、 米、寒冷紗、 バーミキュライト、苔)

大地を整え、鳥を呼び、ひととき、想いを馳せる場をつくる。神社の中に神社のような装置、場の力を借りて、何者かが降り立つ、そのような気配を感じることが出来たら。

神前空間を体験する装置。



いなフェス2019 2019/6/16
岐阜県各務原市
@手力雄神社
 主催:いなフェス2019実行委員会


手力雄神社

岐阜県各務原市にある手力雄神社は、日本神話に登場する天手力雄神(アメノタヂカラオ)を御祭神とする神社です。創建年代は約6世紀頃、はじまりは山の中腹の岩(盤座)を神さまとして祀ったところからと言われています。
日本の神道は、古来は山や自然を祀り、死者への祈りを捧げる場として信仰されていました。この手力雄神社もかつては山の中腹の大岩に死者の魂が宿るとされ、そこに祈りの場が生まれ、長い時を経ていくうちに祭壇が作られ社が建ち、神社としての形態になっていったとのことです。京都にあるような大きな神社と異なり、この神社では、神社を構成する要素がすべて一つの山の周りで集まっているそうです。山の向こうは死者の国、昔の人は地続きの未知の世界をあの世と呼び、親しんだり又は畏れ尊んでいたのでしょうか。

インスタレーション作品「 Around the ground 神さまのいる土地で 」は、祈る場を再構築することを試みました。入れ子の構造のように、神社に似た小さな空間。自然発生していた苔の周囲に赤い鳥居らしきものを配置すると、それが島のようにも思えてきて、だんだんと地面が海に見えてきます。そしてその場所を歩く私たちは渡り鳥のような視点を獲得します。
神社の岩で囲まれた台座にはご神体をイメージした素焼きの左手と小さな箱。箱の中身は、骨片に似た信楽の土の素焼きものが入っており、密かに死者を連想しています。その台座の向こう側、敷地を分ける柵を越えたところに、この土地でとれた昨年の米を配置。
鳥を呼びたいと思っての試みでしたが、降りてくる鳥を見ることはできませんでした。
鳥は、魂を象徴するモチーフで、この作品では重要な役割を担っています。鳥の視点になることと、実際に鳥を呼ぶことで、現実と仮想のリンクを試みました。
展示終了後も石の上に設置していた米は、その2日後にはほとんど無くなっていたとのことです。この作品に込めた、祈りや想いは受けとってもらえたような心地がしました。
わずかの期間のために捧げられたこの作品は、無事完了しました。


キャプション

Around the ground 神さまのいる土地で
In the land where God is.

神前空間を体験する装置。
インスタレーション作品。
(石、木、箱、アルミ棒、土、皿、 米、寒冷紗、 バーミキュライト、苔)

自然発生している苔を島に見立てると、地面は海にも見えてくる。
あたかも中空を 渡り鳥の視点で歩いているかのよう。

整えられた土地に、何か 神聖なものを 感じるのは、
大切にされていた という、ここにはいない 誰かの意図を
受けとったから なのかもしれない。
見えないものは、見えないのでなく、感じることで
見えるのだと思う。

2019/6/16 篠田ゆき

Around the ground

【around the ground 種の器】14/14

種を使ったインスタレーション。
14つの種とドローイングの作品。 川原田邸 応接間にて。
(種子,木の実,皿,プラスチック板,レーヨン紙,インク,LEDライト)


キャプション

【 around the ground  種の器 】

この種は、私が集めたのではなく、10 年前に集めていた人から分けてもらったものだ。
その多くは今までの生活の間に失われてしまったが、たまたま瓶の中に残っていたのがここにある。
これは、本当のところ種ではない。正確には、種の器である。
本来の種である中身はあまりにも小さく、ほとんどがこぼれて失ってしまった。
なにが大切かを知っていたら、もう少しは残っただろうか。
今は亡き芽吹かなかった種たちを思うとき、無数のありえたはずの可能性と、そうではなかった実際と、そして今ここに存在するということの奇跡を感じる。
眠り続ける種たちは、一体どんな夢を見ただろう。

大切なことは、なかなか目に見えない。
その中身へ想いを馳せるための装置として、「around the ground 種の器」が働くことを願う。

2019年3月17日 篠田ゆき


20019,3 
AMC 国際交流アートプログラム
「Under the Perfect Canopy アマゾン熱帯雨林からのアート」展
2019年3月17日~31日

「Return to the Roots 自然と人間」 展 
2019年3月17日~31日

会場:川原田邸(名古屋市登録地域建造物資産)
主催:AMC アート&マインドセンター