Mother Tree

【Mother Tree】around the ground

春落葉を踏むアート作品。
この場所で集められた春落葉を敷いた布の上を歩く、音と感触を体感する装置。
中央に落ちている木の実を見て、見上げるとそこに母なる木がある。
木の実と木の関係は、地上と頭上でつながっている。

(アメリカフウ, 落葉, 土, 皿, 不織布,木)


@ノリタケの森 森のピクニックガーデン2019
2019/5/4.5日


意識を移動させる作品。

薄い布を隔てて足の裏で感じる葉っぱの感触と音、体感する楽しみの中に、無造作に放り込まれているごつごつした木の実は、見上げたその先にあるアメリカフウの木から落ちたもの。皿に盛られた土の上、小さな手が木の実と木の関係を示している。足元から頭上へと意識を巡らせた時、例えば人は、ほんの少しその瞬間に、地球のことを想うかもしれない。


展示会場ノリタケの森は、お皿メーカーとして発展したノリタケカンパニーリミテドの敷地内にある一般に公開された広場。整備された美しい庭園、憩いの場として多くの家族が訪れている。
森のピクニックガーデンは造園家主催の植物と音楽とアートのイベント。

Around the ground

【around the ground 種の器】14/14

種を使ったインスタレーション。
14つの種とドローイングの作品。 川原田邸 応接間にて。
(種子,木の実,皿,プラスチック板,レーヨン紙,インク,LEDライト)


キャプション

【 around the ground  種の器 】

この種は、私が集めたのではなく、10 年前に集めていた人から分けてもらったものだ。
その多くは今までの生活の間に失われてしまったが、たまたま瓶の中に残っていたのがここにある。
これは、本当のところ種ではない。正確には、種の器である。
本来の種である中身はあまりにも小さく、ほとんどがこぼれて失ってしまった。
なにが大切かを知っていたら、もう少しは残っただろうか。
今は亡き芽吹かなかった種たちを思うとき、無数のありえたはずの可能性と、そうではなかった実際と、そして今ここに存在するということの奇跡を感じる。
眠り続ける種たちは、一体どんな夢を見ただろう。

大切なことは、なかなか目に見えない。
その中身へ想いを馳せるための装置として、「around the ground 種の器」が働くことを願う。

2019年3月17日 篠田ゆき


20019,3 
AMC 国際交流アートプログラム
「Under the Perfect Canopy アマゾン熱帯雨林からのアート」展
2019年3月17日~31日

「Return to the Roots 自然と人間」 展 
2019年3月17日~31日

会場:川原田邸(名古屋市登録地域建造物資産)
主催:AMC アート&マインドセンター